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8年越しのプランが始動!レアーレワールドが、ネパールの学校でスポーツの実技クラスの指導をスタート!


レアーレワールドは、当法人のネパールのリーダーであるバル ゴバル シャフカラの指導の下、バクタプル郡にあるシャンカダール学校の校長であるマダン スンダール シュレスタ氏と協力し、レアーレコーチが指導員となって、2 月下旬から1ヶ月間シャンカダール学校でスポーツの実技指導を試験的に開始しました。


実は、レアーレワールドではこのような試みを2014年に計画し、カトマンズ郊外にあるアナダクティ(anadakuti)学校においてまさに実施しようとしていました。 しかし、その矢先、2015年4月にネパールにおいて大地震が発生。

アナダクティ学校の校舎が崩壊し、計画は一旦中止となってしまっていました。





その後、数年は、地震の被害からの復興が優先となり、さあ、いよいよと思ったところで次は新型コロナの感染症の流行により実施がさらに延期されてしまいました。 その8年越しの計画を今回やっとリスタートすることができました。


今回のシャンカダール学校でのスポーツ実技クラスは、昼休みを利用した45分。 3年生から7年生のすべての生徒が参加、卓球、バレーやバスケ、サッカーなどのスポーツが含まれます。青少年の身体的、精神的、心理的な成長のためには、この年代の子どもたちに運動は欠かせません。しかし、現在のネパールには、保健体育は、本で理論を学ぶだけの学校が大半をしめ、実技を教えられる体育専門の先生もいません。

そこで、レアーレワールドでは、FCレアーレ・ネパールのコーチたちを派遣し、学校と協力して実技クラスを提供することになりました。

FC REALE のコーチであるアニッシュ (バレーボールとコーコーのコーチ)、ニロージ (フットボールのコーチ)、ライエン (ドッジボールとバスケットボールのコーチ)、ビジェン (インドア スポーツのコーチ) が、体育の指導員として派遣されています。




3年生から7年生の子どもたちは、各クラスごとに日替わりで、さまざまなスポーツやゲームをプレーします。

屋内では、バドミントン、チェス、スネークとはしご、キャリンボード、卓球、フラフープ、スキッピング、屋外では、コーコー、バレーボール、バスケットボール、 ドッジボール、サッカーなど。

子どもたちはこの実技クラスをとても楽しみにしていて、昼食を終えるとすぐに、クラスの先生と一緒にそれぞれの指導員のところへと駆けつけます。

「生徒たちは毎日ゲームをとても楽しんでいます。食欲も増しているように見えます。ランチをより早く終えるようになりました。生徒はプレー中とても活発で、実技クラスが終わった後の授業において集中力がアップしました。実技クラスは、生徒の自尊心を育てるのにも貢献していると思います。私は実技クラスの導入に本当に満足しています」 (英語と社会の教師 ガンガ・ラクシュミ・シュレスタ)



スポーツ実技クラスの目的は、敏捷性、バランス、協調性、スピード、柔軟性、可動性を発達させ、強さ、パワー、持久力を高めること。同時に生徒たちは、自信、認識と認識、規律と尊敬、そしてモチベーションを高めています。

それぞれのクラスでは、スポーツの基礎を教えるだけでなく、自分の能力、知識、スキルを表現できるよう試合も組み込まれています。

「実技クラスは、退屈でストレスの多い教育カリキュラムが多い中、ストレス発散になります。今では、友達と楽しんでいます。試合に勝つのは難しいです。私たちは常に毎日勝ちたいと思っています。しかし、学校の制服に問題があります。 ゲームをプレーするのに制服のままだと動きにくいです。それにプレーするスペースが狭いです。走っているときに衝突して怪我をしそうになります」( 6年生月組の生徒の声)


将来的には、全体的な開発のために、さらに多くのスポーツを学生に紹介したいと私たちは計画しています。 これからの季節は雨の日も増えてきますが、雨の日には、 食事と栄養のクラスや、応急処置、休息、回復ついての実践的な知識を教える時間にしていきます。 また、最初はFC REALE のコーチたちが指導員を務めますが、ゲームや子どもたちへの指導方法については、学校の教師たちを指導し、ゆくゆくは彼らだけで指導できるように指導者の育成も行います。

ネパールでは、4月後半から学校の新年度が始まりますが、新年度からは、週3日(1日につき1時間の実技クラスを3回)の実技指導をしていこうと学校側と協議しているところです。

成長期の子どもたちにとっては、勉強だけでなく、体を動かし、身体能力を最大限に発達させることもとても重要です。

レアーレワールドでは、ネパールにおいて勉強と運動をバランスよく組み合わせて、子どもたちを指導することの大切さを伝える啓蒙活動にも力を入れています。


翻訳 by事務局 宮本


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